小中学校や高校の教育に求めることは基本的な学力は当然ですが、それに並行して倫理教育が重要だと思うのです。一般常識はむしろ家庭教育という面が大きいと思いますが、必ずしもそのような環境にある子供ばかりではありません。学校でのカリキュラムの中に、家庭での教育に補足する形や家庭での教育やしつけが行き届かない生徒に対する教育をしてもらいたいのです。そして、倫理教育では何が正しくて何が誤りなのかを、できるだけ小さい頃から教えて欲しいのです。算数や国語も重要ですが、生き方という面では倫理教育が一番重要だと思うのです。

生まれてきた時から倫理的に問題のある子供はいないと思います。生まれた後の環境によって様々な問題が生じるのだと思います。そういう意味でもできるだけ早い段階で倫理教育に力を入れて欲しいのです。子供の脳細胞は10歳くらいまでは色々な結びつきを広げていくので、それまでがあらゆる教育のチャンスだと思います。そのような時期を経てからも中学高校と進むにしたがってより高度な倫理教育を受け入れることができるのだと思うのです。学問の前に倫理を学ばせる教育環境こそ現代の子供たちに必要なことなのではないでしょうか。

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